インテリアをウォームアップ!
あなたはどちらが、暖かさそうな部屋に感じますか?
お部屋を暖めるのは、暖房器具で実際の温度を高くする以外にも
そうです!インテリアで暖かくすることができます。
そんなテクニックをご紹介します。
①色
インテリアの大事な要素である”色”
色には目で感じる温度があります。
例えば赤や橙(オレンジ)・黄などの暖かそうな色を暖色系、
青緑・青・青紫などの冷たさを感じさせる色を寒色系と言います。
(ちなみに、どちらにも属さない黄緑、緑、紫、無彩色などを中性色(無彩色)と呼んでいます)
実際に暖色系でまとめた部屋と寒色系でまとめた部屋では、
なんと 体感温度が3℃も違うと言われています。
(これは、暖色系の色を目にするとアドレナリンが分泌されて、やや興奮状態になるから)
しかし、暖色系でも鮮やかな色は刺激的になりますので、ベースになる面積の広いものは
淡い色を使い、クッションカバーなど小物にアクセントとして使うのが良いでしょう。
②窓
寒さは窓から侵入し、そして室内の暖かい空気は窓から逃げていくものです。
窓の断熱効果を高めるには、ガラスフィルムを貼ると良いでしょう。
暖房の熱を屋外に逃げにくくする働きがあり、窓の結露も抑制します。
また、夏には暑さの原因となる熱線の侵入を防ぎ、冷房の効果を室内に均等に
行きわたらせることができる為、空調温度を高く設定し、省エネにもなります。
フィルムによって色々な機能がありますが、ガラスの飛散防止、防犯性の強化、UVカットなど、
目的に合わせて使い分けることができます。
窓で言えば、フィルム以外には
そうですね!二重サッシ、プラマードなどがありますね→クリック
③カーテン
カーテンの選び方として生地は厚手のもので、空気層をたくさん作る為にドレープを
大きくとると断熱効果があります。
カーテンの長さは掃き出し窓で通常床から1~2㎝あげますが、冬の間だけは床につくまで
長くする方が下から入ってくる冷気を防ぐことができます。
スライドできるアジャスターが付いたカーテンフックを利用すれば、ある程度カーテンの
長さ調節ができます。
または、細長いクッションなどを置いて隙間を埋める方法もあります。
これは、腰高窓の場合も同じで、床につくまでの長さにした方が保温効果があります。
また、冬は昼間の日射しの暖かさを家の中から逃がさないように、日が落ちる前に
カーテンなどを閉めるというちょっとした工夫も重要です。
④ラグ(カーペット・敷物)
冷たい空気は足元へいきますので、床暖房を入れていないフローリングには
ラグを使うと暖かさが感じられます。
色はやはり暖色系がいいですよね!
今はアクリル系の素材が多いですが、やはりウールのほうが保温性能もよく
おすすめです。
ラグは、毛足が長く、足触りのやわらかいものが良いでしょう。
空気層が長い毛足の部分にでき、暖かさがUPするでしょう。
サイズもなるべく大きなものを選び
ここがポイント ソファーの下まで敷くほうが効果的です。
また、カーペットを敷きつめた部屋でもラグを重ね敷きすると、より一層暖かさが感じられます。
ここで一つ豆知識です。
カーペットやラグの方がダニが発生しやすいと思われがちですが、
畳やフローリングでも同じです。
むしろフローリングのホコリは人が歩く度舞い上がり、床上30㎝はホコリだらけです。
その点カーペットやラグはホコリが舞い上がりにくく、衛生的です。
もちろんどの床材でもこまめな掃除と換気が大切ですが、カーペットでは特に静電気の影響で
壁際など隅にホコリがたまりやすい為、その部分だけでもやると良いでしょう。
④照明
照明のランプは、青白い光の蛍光灯と黄色い光の白熱灯(電球)があります。
白熱灯のほうが空間を暖かく落ち着いた雰囲気にしてくれます。
目で感じる温度から、やはり黄色みがかった色の方が暖かさを感じます。
黄色みがかった色のランプは、白熱灯と電球色の蛍光灯がありますが、
白熱灯の方が熱をもつ為、実際にも暖かさがあり、陰影も出ますので温かみのある
落ち着いた雰囲気になります。
しかし蛍光灯に比べると寿命が短く電気代がかかるのと、作業によっては暗く感じることもある為、
場所によって使い分けると良いでしょう。
今ではLEDで電球色のものがたくさん出ています。
じょうずにミックスして使うとよいでしょう。